中1・中2は、本格的な勉強の入り口

中学校に入ると、授業の時間が増え難易度が上がり、本格的に部活動が始まります。したがって小学校の頃は、授業だけでついて行けていたお子さんや、家庭学習の時間を設けられていたお子さんも、中学に入りついて行けなくなると言う事態が平気で起こります。
この大きな変化の中で、家庭学習習慣を身につけられれば、部活での活躍や良い進路選択、志望校合格の可能性を大きく上げられるでしょう。
一方、学習とうまく向き合えなかった場合には、やらない→わからない→楽しくないのスパイラルに陥り、たまった勉強負債のせいで、部活、受験勉強、進路選択時に不利に働きます
中1・中2で学習習慣を身につける重要性
以下では、高校受験に備え、中学1年生・2年生が学習習慣を身につけるべき理由を具体的に紹介します。
トータルの勉強時間が増える。
単純計算をしてみます。
例えば、中1から1日平均1時間授業外で勉強していたとしたら、中3の夏の時点で約900時間勉強していることになります。一方で、週1、2回の塾のみ、一週間の合計が1時間半〜3時間だった場合、約160~320時間となります。なんとその差は最高600時間弱もあるのです。
当然、勉強量だけで成果は図れませんが確実に学力との相関性はあります。
【参考】
以下は、家庭学習習慣があった場合とそうでない場合の学力の関係性を表した図です。

引用:Home study navi なぜ家庭学習をする必要があるのか?
https://xn--vuq463cenbkx2f.biz/2017/10/25/homework2
要領の良い学習はいきなりできるものではない。
受験前にいきなり勉強を始めた人の2時間の勉強成果と中1・中2から日々勉強をしていた人の勉強成果は同じでしょうか?
当然そんなことはありません。他のあらゆることと同じように、いきなり要領よく勉強をするなどと言うことは、ほぼ不可能です。中1・中2から日々の勉強をしている人は、理解するときや覚えるときの自分の特徴を把握しており、自分にあった教材や学習法で勉強をしているので、追いつくには同じ成果を出すには、何倍かの時間を費やさなければなりません。
時間を費やして、追いつければいいですが、多くの場合は分からないところが多すぎて、時間が足りないです。
まとめ
- 中1中2の段階から、学習習慣を身につけていることが大切
- 学習習慣を身につけていれば、中3の段階で約600時間のアドバンテージができる。
- いきなり要領のいい勉強はできない。